手で包むと書いて、抱える。

はい、じゃあ適当に2人組作って~

 チームやグループという言葉を聞いて思い浮かべるイメージと言えば何であろうか。リーダー決めで揉め、方針決めで揉め、なかなか進捗が良くないまま気づけば締切……なんて、苦い思い出が頭をよぎった人も少なくないと思う。

 かくいう私も、チームやらグループやらで良い思いをしたことはあまり無い。勿論、気のおけない人と取り組む活動などは積極的にやってきたし、高校時代なんかは部長を1年間務めたりと、それなりに団体行動をこなしてきたから、関わらずに嫌っているわけではない。寧ろ、やれリーダーをやれだの、やれ資料を作れだの……グループワークの負の面を一身に受ける被害請負人だったと言える。いやマジで、俺に投げてきたやつ全員ブラックリストに逐一追加しているので覚えてろよ。

 そんな私がなぜ今更になってチーム・グループの話をする気になっているのかというと、今個人的に抱えている問題がこれに関することだからだ。問題、と言っても人によってはものすごく些細で、妄想で、つまらないものだと思うかもしれない。というのも、「ゲームに対するモチベーションの相違」というのが今回のメイントピックだ。

ぶつかって転がって強くなりたくって

 まず言っておかなければいけないのは、これから私が属する特定のグループについての話をするが、それは私が勝手に抱えているだけで全体で問題化しているとかそれが原因で私がどうこうするとかそういうのではない。ただ私が勝手にブログのネタとして書こうとしているだけである。お間違えの無いように。試験の見直しレベルで先入観捨てて読んでください。

 グループと言っても友人だけの少数グループで、やりたい時にやりたい人が集まってゲームをするグループだ。中学からのよしみで、ありがたいことに大学に進学した今も続いている、太い太い縁の1つ。

 そんな彼らに対して、今回の問題が(個人的かつ勝手に)発生したのが約5ヵ月前。ある5対5のシューティングゲームが正式リリースした。このグループでは、以前から他のシューティングゲームをプレイしており、そのゲームに飽きが見え始めた頃にタイミングよくリリースされた注目の新FPSということでプレイを始めた。

 以前プレイしていたFPSでは、主にアンレートのマッチを行い、レーティングマッチは少し潜るだけのエンジョイ勢を貫いていた。決してただプレイしていたわけではないし、プロの動画や情報を集めて強くなろうという努力は怠っていなかったが、このようなスタイルで遊んでいた要因として、環境が不十分であったことが挙げられる。家電量販店でも売られているようなノートパソコンとマウスを使って遊んでいた私たちは、当然だが様々な問題に直面した。FPSプレイヤーがみれば言い訳としか捉えられかねないような問題だったが、プレイヤースキルでは解決できない多くの問題が付きまとい、ランクという場に足を踏み込めずにいた。実際のランクもゴールド(下の上ぐらい)程度で、回数を重ねることもないので上昇も下降もしない実に面白みのないレベルだった。

 そんな環境でも、私たちはエンジョイらしく楽しくプレイしていたし、アンレート戦でも様々なレベルの相手に対し全力でプレイをしていた。

 しかし、新作FPSの登場とその魅力的なゲーム性に胸を撃たれたのは、他でもない私だった。エンジョイでプレイしていたFPSと特色の似た5vs5のシューティング。プレイしてからドはまりするまでにそう時間はかからなかった。そして、沼に顔まで浸かったところで、私はある決意をした。「このゲームではレート戦で実力を高めよう」と。このゲームで遊ぶ私の環境も最新の環境からすれば稚拙ではあるが、それでもゲーミングと呼ばれるデバイスを使い、環境負けは最小限に留められている。以前の環境からは大きく進歩し、それなりに戦える環境を整えられている。だからこそ、このFPS世界に勝負しに出ようと思い立った。そして、このゲームをグループに持ち掛けたのである。

 当初、グループのメンバーの中にはこの新作FPSに対して良くない顔をするメンバーもいた。その人は"デスしてしまったらそこで終わり"というタイプのFPSが苦手で、バトルロイヤルなどもそれが理由であまりプレイしなかった。嫌々な中で半ば強引にプレイをさせたところこれが見事に受けたらしく快くプレイを受け入れてもらい、グループでは以降このFPSを中心にプレイすることとなった。

 ここで、アンレート問題が発生する。当時はアンレートのみ実装されており、レーティングはグループでのプレイが決まった少し後になって実装された。

 レートが実装されたことで勇みレートに乗り込んだ私たちを襲ったのは、「個々のレートの乖離」である。これはこれは後々大きな問題となるが、当時このゲームは『グループ内のレート差がある程度存在してもレート戦のマッチングが可能になる』という、フレンドとのマッチに優しい設定を取り入れてくれた。そのため、多少レートに差があってもマッチングを行ってくれた。レート戦に潜るとき、友人が「お前がもしレート戦でグル内でレート差あったらレートでプレイする?」と聞かれた時、私は迷わずに「もちろん一緒にプレイする」と答えたほど、レート差マッチに対する迷いはなかったし、実際にプレイをしていて勝敗が付いても悔しさこそあれレート差マッチを恨むことはなかった(昇格戦が分かりにくかったけど)。グループでレート戦に潜っても普通にマッチングするようなレート差であったし、特に迷うことなくプレイを続けていたが、大学生活の急激な変化によって継続的な団体でのプレイが少なくなると、次第に”プレイ時間のずれ”が出来た。

 やる気に満ち溢れていた私は、オンライン授業の利点に託けて「朝練」と称して朝からゲームをプレイし、マッチを数戦こなしていた。と言ってもゲーム自体が1戦に30分40分と余裕で時間を食うのであまり回数をこなしていたわけでもないが。そしてこの「1マッチに時間がかかるゲーム性」も、問題を肥大化させることになる。

 1戦に40分かかるゲームをプレイしようとなると、他の事にある程度ケリを付けて時間を取ってプレイする必要がある。ウォームアップの目的でアンレート戦を1回プレイするとそれで40分。理系学生という多忙なメンバー(私もだが)にこの時間制限は重くのしかかり、多くプレイ回数を重ねることが出来ない。そのため、せっかく人が集まっても本腰を入れてプレイすることが出来ずにアンレートでおしまい、となってしまう事が常となっていった。あーあ。

 さらに、朝練でレートマッチに潜るようになると、メンバー間のレート差が大きなものになっていった。これにより、簡単にできないゲーム性と広がるレート差でメンバー同士のマッチング問題を形成した。

 かくして以前のFPS同様アンレート暮らしをしながら情報やプロマッチを観戦する毎日を送っていくことになった。特に私は毎週のように行われる国内大会を全て観戦し、国外戦もハイライトやクリップで確認、様々な動画投稿者の動画視聴など、様々な情報を手に入れてはメンバーに共有していた。

特に意味はないけど長すぎるしこの辺で一発見出し挟んどくか!w

 さて、ここら辺で天才なあなたは「あれ!?時間が問題で5か月前なら夏休み挟んでるよね!?短期間だけど解決できることあったんじゃないの!?」という思いが出てきているところだと思う。天才だろお前。その通り、当初私たちにも夏休みにレート戦という目標があった。

 そして、実際夏休みに入ってからはレートに潜っていた。しかし時間がたつにつれレートに行かなくなっていた。この理由について深く思い出せないが、当時私の調子が著しく悪かったことも理由の一つだったかもしれない。いやマジで何で夏休みレート行かなかったんだ。覚えてねぇし分からん。すまんここまで真面目に読んでくれた人たち。俺がすべて悪い。俺を殴ってくれ。

 で、今に至る。やっとだよもう3000字書いてるよ。本題に行こう。

本題に入ります

 さて、これまで理屈こねてアンレート行ってる意気地なしを隠していたわけだが、ここで問題の「メンバー間のモチベ差」のが出てくる。アンレートに潜っていた私たちの中で、前述した手のひら返ししたメンバー(以下Aとする)が追加コンテンツを期に高いモチベーションを示した。私もそれに便乗し、時期を決めたうえでレート戦に挑戦しようと提案し、これが決定した。時期を決めたというのも実はこの二人どちらも理系学生であり、私よりも彼の方が数段忙しいという地獄に身を投じている。そのため、新規キャラ追加を目安にランク挑戦に行こうと決めた。

 やっとか!と思ったお前、ここからなんだ。実はこのアップデートの一つ前、追加コンテンツが来たパッチでレート戦に大きな修正が来た。それが「パーティーのレート差許容値を半分に厳格化」である。レートを細かく説明するのは面倒なので省くが、今までなら2つ下の色までマッチできたのが1つ下の色までになったのである。

 さて、先の記述でメンバー間のレート差を述べたが、これがマッチングできるレート差からマッチングできないレート差になってしまった。ヤバい。

 レート差があるならレートが低い人がレートを上げればいいのでは?となるが、ここでモチベーションの差につながってくる。

 *1

 はっきり言ってしまうと、全員モチベーションが違うように感じる。

 私は上手くなるために意見することも辞さないタイプ。試合ごとに振り返りとかしてるし、試合が終わると結果を見ながらここがよかった、ここがダメだったというのを(一人で)話しているタイプ。一人で話すのは悪いと思っている。あと自分ができたところばかり「俺ココカッコよかったくね!?」してしまうのは許してほしい。悪いと思っていますマジで。

 他のメンバーには試合中ラウンドごと振り返りとか、振り返りせずに試合をこなしていくタイプとか、とにかくそれぞれでタイプが違う。しかも使うロールも各人で決まっているため他キャラのアドバイスなどは一層難しくなってくる。

 これで何が起きるかというと、試合やラウンドの後にあるフリータイムで意見交換が始まると微妙な空気ができるという点である。

 意見がぶつかり合ってしまうのは仕方がないが、常日頃から情報を集めつつプレイしているタイプの人間と情報ではなく実際のプレイをこなす人間でぶつかり合うと、情報の正義と経験の正義でぶつかり合い、それを引きづってしまう。もちろんどちらも正しいことを言っており、往々にしてどちらも間違っているところがある。

 振り返りを行いここはこうする方がいいんじゃないか、という意見を出すのはとても良いと私は思っている。自分自身ラウンド後やマッチ後は積極的に行うようにしているし、褒める部分は無限に褒めている。

 しかし、ラウンド後ではつまり試合中であり、そこで空気感を微妙にしてしまうと以降の連携に問題が生じてしまう。

 言い方の問題もある。言うタイミングの問題もある。言う人間の知識・経験の無さの問題もある。多くの問題を抱えたこのモチベーション差から来る衝突は私を強く悩ませている。

 自分が他人事のように書いているが、実際自分も加害者の一人である。特に私はグループ内でも多くのロールをこなし、プレイ回数も多い。動画なども人一倍見るようにしているし、知識も多く付けているつもりでいる。そうなると、自己の指摘を正当化しようとしてしまい相手の意見を取り入れなくなることがある。これについても私が全面的に悪い。

 顔もわからないどこかの誰かとネット上での付き合いでプレイしているならともかく、中学からの長い長い付き合いでこの衝突となると、まぁ面倒なことは想像に難くないだろう。

見出し付けるの下手すぎるなと自分でも思っている

 この問題、解決方法は簡単で、グループ内でモチベーションを確認・統一することである。

 分かってんならやれよ!という意見は置いておいて。こんなこと言ったらマジで衝突するに決まってる。というか可能性によっては私が本当にこのメンバーでプレイすることがなくなるかもしれない。無理強いをしたいわけではないが、このゲームをプレイするうえで私自身が「遊びたいんじゃなくて上手くなりたい」と宣言してプレイしていることもあるので、もしただ遊ぶだけならばアンレートがしたくなった時だけ顔を出す場所になってレートはメンバーを選んだり他のグループを探してマッチングするかもしれない。そういう所あるから、私。

 マジで長々と書いてきたわけだが、言いたいのはこう。

 「強くなりたいけど環境は面倒じゃない場所がいい」タイプと「強くなるためには変わる意識が必要である」タイプがいるから衝突が起きてそれが試合を面倒にしているよってこと。これに対してメンバーで気にしている人も気にしていない人もいる。そして私はこの現状に口を出してしまうと現状が変化してしまうのではないかと危惧しているということ。俺ガイルでいうなら修学旅行編の海老名とか三浦なのか。違うか。違うな。

お得意のまとめターンです

 ほら、つまらないでしょ?思春期みたいな青春でしょ?でもそんな綺麗な感じじゃないよ。モチベーションの統一はとても難しい。私たちグループは友人の集いなので、リーダーだとかまとめ役なんてのは存在しない。さて愚痴にしか見えないけど俺の主観ということで正当化して逃げているこの話題だが、公開しようか今も悩んでいる。だって彼らも読めるもん。読んだら言われるじゃん絶対。いや彼らが悪い事は無いし俺が勝手に悩んでいるだけでそれが悪いことでもないから負目を感じることもないわけなんだけれども。まずは一言、まずは一歩を踏み出す必要がある。それがこんな形でも。抱えるものは手で包めるぐらいの大きさだけで良い。それが抱えるって意味だから。言葉にしなきゃわからないって言ったって、言葉にしたら変わるものだってある。言葉が築く関係があれば、言葉が壊す世界もある。

これまでは持論、ここからも持論となります

 シューティングを楽しむ人に対して俺が持つ考えを言います。これは100割私が正しいです。「自分が悪い可能性を一番最初に考えろ」。これです。確かに味方の動きが悪いかもしれない。味方のKDが低いかもしれない。少人数シューティングゲームだと特に味方一人の影響が大きいかもしれない。でも、まず自分はどうだった?を挟んでください。1分ぐらい。良いですか。1分って結構長いんですよ本当に。自分のこと考えて、あぁこここうだったなってなったら味方見て下さい。ほら、今味方死んだぞ。おい何やってんだ味方!そこぼったちしてたら撃ってくださいっつってるようなもんじゃねぇか!!!!

 

 

*1:ここからマジで主観で書いていくので注意。結構偏ります